新・日本紀行(132)厚木 「毛利氏と大江広元」
大江氏と毛利家家系
その大江広元であるが、
広元は、京の都で太政官(国政を総括する最高機関)の書記を務めたという。
このように中央政庁の事務官である経緯から知恵者として知られ、その広元には兄の中原親能(ちかよし:公家の中原氏出身の文官御家人)がいた。
親能は源頼朝とも親しく、その縁から1184年に大江広元は鎌倉に召しだされて頼朝の側近重臣となり、政所の前身である「公文所別当」(別当は長官、今の政務、事務長官)として辣腕を振るうことになる。
頼朝が鎌倉幕府を開く直前、守護・地頭の制度を設置したのも、全ては広元の献策によるものであると言われている。
この鎌倉幕府の名臣・大江広元の四男・大江季光が、相模国愛甲郡毛利庄(もりのしょう、現在の神奈川県厚木市周辺)を父・広元から受け継ぎ所領とし、地域の名称を名乗って「毛利季光」(もうりすえみつ)としている。
「毛利」の元来の読みは「森・もり」だが、後に「もうり」と読まれるようになったのは前述の通りである。
後の鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけて季光は、安芸国高田郡吉田(現在の広島県安芸高田市)へ移った後に、国人領主として成長する。
戦国時代には国人領主から戦国大名への脱皮を遂げ、その後、名将・「毛利元就」を生み、ついには中国地方最大の勢力である「毛利家」となる。
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