google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 日本一周紀行: 新・日本紀行(37)紀伊地方 「神武天皇」 

2015年4月11日土曜日

新・日本紀行(37)紀伊地方 「神武天皇」 







  新・日本紀行(37)紀伊地方 「神武天皇」  





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神武台と錦湾の眺め





「神武天皇」について

神武天皇が奈良の橿原で天皇として即位したのは、紀元前660年旧暦1月1日(紀元節)であるとの説が一般的である。 無論、古事記、日本書紀に言われる神代のことである。

奈良時代の1300年前に編纂された古事記や日本書紀は、日本で最古の歴史書といわれ、日本人の起源や日本国土の造成が日本神話によって語られている。 

この神話によると高天原(天上の国・神の国)を中心とする神々がその大半を占め、イザナキやイザナミ(日本国土の神)、アマテラス(イザナギの子・日の神・高天原の統治者)、山幸彦と海幸彦(アマテラスの子孫)、神武天皇(アマテラスの子孫・山幸彦の孫)等が主流で登場する。



アマテラスの子供達が初めて国土へ降りてくる(天孫降臨)、この地が九州の地「日向の高千穂」といわれる。 
その後にアマテラスの子孫である神武天皇(実際には未だ即位しておらず、日本書紀では神日本磐余彦尊:カンヤマトイワレヒコノミコト という)が45歳のとき、兄弟や子供から「 東に良いところがあると聞く。おそらくそこが日本の中心地だろう。そこに行って都を造るに限る 」(大和の国)と言われ、兄弟3人と共に日向を発つ。

これが一般に神武天皇の東征といわれる。


一行は直接大和に行ったのではなく、いろいろと寄り道をしている。
始め九州北部から中国地方を回って生駒山(大阪)から大和に入ろうとしたが、大和族の抵抗が激しく失敗する。 次に海路にて熊野から大和の国へ入ろうとし、この時、紀の国の「錦浦」に上陸したとも伝わる。

錦浦は当時この地方の文化の中心であったことは記したが、尚且つこの地は大和の地に最短の距離にあった。 

神武天皇はやっとの思いで熊野につき、険しい山の中を八咫烏(やたがらす)に導かれ、苦労の末に大和の国の主・長髄彦(ながすねひこ)を滅ぼし、東征から6年目で橿原の地(奈良・橿原神宮は神武天皇の御陵)に宮を築き、即位する。

ここに初代天皇といわれる神武天皇が誕生するのである。 
時に紀元前660年2月11日であったとする。 この日、2月11日を建国記念日(旧紀元節)としているのは周知である。 


紀伊地方の「南島町」は 2005年10月、隣接する南勢町との合併により南伊勢町となった。、隣町の「紀勢町」は2005年2月、大宮町、大内山村と合併、大紀町になっている。


次回は「紀伊長島と古道






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