新・日本紀行(25-2)一色町 「鰻・うなぎは日本一」
「一色町」の鰻・うなぎは日本一・・?、
国道247は、吉良町から矢作古川の松大橋を渡ると一色町に至る。
吉良町辺りから沿岸部は見通しの良い平坦地が続く、矢作川の沖積平野で、所謂、デルタ地帯である。
矢作川(やはぎがわ)は、中央アルプスを水源とする一級河川の清流で、清流魚である天然アユの豊漁の地としても知られる。
矢作古川は元の本流であり、江戸から明治期、氾濫を抑えるため新たに開いた水路が、はるか西の方、碧南市と西尾市を流れる(明治水路)。
岡崎市街の旧東海道に架かる矢作橋は日吉丸(後の豊臣秀吉)が野武士の棟梁である小六(蜂須賀子六正勝)と出合った場所として知られているが。
この話は創話と承知であろうが、この逸話を伝えるために矢作橋の西側に両人の「出合之像」というのがあるらしい。 蜂須賀子六は藤吉郎と共に信長に遣え、後に秀吉が西国を治めると同時に、蜂須賀子六正勝は阿波・徳島の一国を授かっている。
一色町は、この矢作川のデルタ地帯の一角にある小さな町域である。
だが、この小さな町域に「日本一」と称する品目が数種類あるという。
中でも秀たる物に「鰻の生産高が日本一」だそうだ。
現在、ウナギを養殖生産しているのは、静岡県(浜名湖産)、鹿児島県と愛知県が圧倒的に多く、全国の63%を占めている。 愛知県は、昭和58年に静岡県を抜いてから平成9年まで14年連続首位を守ってきたが、昨年、鹿児島県に一位の座を占められる。
愛知県の生産量は全国の31%を占め、うち一色町の生産量は県内生産量の75%で、全国では23%を占めているという。
市町村単位で言えば、一色町が15年連続で「日本一のウナギ天国」を誇っているのである。
矢作古川と国道南側一帯には広大な水面が広がっている。
これが鰻の生簀(いけす)で、矢作川の肥沃な表流水を水源としている。
そのため井戸水を使用している他市町村の「うなぎ」に対し、限りなく天然に近い栄養豊富な、美味しいうなぎが養殖できるようになったのだという。
次回、知多半島へ
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